四国八十八ヵ所巡り「心のふるさと」お四国へ行ってみませんか
近年、お遍路人口は年間『数十万人』と言われ、四国を訪れる人は年々増えているそうです。
なぜ、お遍路がこれほど人を惹きつけるのでしょうか。
そこで、私どもがお世話させていただいた数多くのお遍路さんに打ち終えた感想をお聞きすると、
『花へんろと言われるように自然が綺麗で、人や自然とのいろんな出会いがある。また、宿坊に泊まって住職さんのお話を聞くのも楽しみの一つになりました。』
『温かな人々との出会い、大自然に包まれた事。八十八ヶ所で手を合わせ、元気で生かされている事を感謝できた』
このようなお声が多く、お四国が「心のふるさと」でお遍路参りが「癒しの旅」であるということに魅力を感じておられる方が多いのです。
しかしながら、初めてお遍路をお参りされる方から、
『信仰心が無いんだけど、お参りしてはいけないの?』
『宗派が違う(真言宗以外)だけど、どうなのかな?』
ということを不安に感じておられる方もいらっしゃいます。
ですが、心配はいりません。
お遍路は決して信仰心の有無や宗派にはこだわっていないので、心をこめて拝むことができれば大丈夫です。
『特に信仰心が強くあったわけでもなかったですが お参りするうちに、ご先祖様、家族に感謝をするようになりました。』
『雑念を忘れ、般若心経を唱えひたすらお参りし、家に帰ったら、すがすがしい気持ちになれた。』
という方も多く、初めてお遍路を参られる方の「60%以上が特別信仰心が無い」というデータもあるのです。(もちろん、お遍路を打ち終えた後、信仰心が芽生え、お四国を何度も廻るようになったという方も多いことは言うまでもありません。)
初めての方は、最初からあまり身構えずに気軽に楽しく、「お遍路」の世界に身を任せてみることをお奨めいたします。
初めてのお遍路さん。最低限、何が必要なの?
「お遍路に行こう!と思い立ったはいいが、初めてでガイドブックを読んでもよくわからない。一体、何を揃えればいいのだろう?」
と心配される方が多く、よくご相談を受けます。
お遍路さんの一般的な姿をご紹介します。

『エッ!?これを全部揃えなければならないの?』
そんなことはありません。ご安心ください。
ご自身のお参りに必要なものだけをご用意ください。
『その「お参りに必要なもの」というのがわからないんですが・・・』という声が聞こえてきますね。
順を追って、ご説明いたします。
「お遍路を廻る方法」によって変わる、必要なお遍路用品。
さて、いよいよ本題。お遍路用品のお話です。
「お遍路装束は最低限に抑えたいんだけど、せっかくのお参りの機会なので、あまりケチって無作法なことはしたくないなぁ」
「テレビで見るような昔ながらのスタイルはわかってるけど、実用的なスタイルを教えてほしい。」
このようなお声をよく聞きます。
確かに重要なポイントですね。
ですが、
実用的で最低限のお遍路スタイルは一つではありません。
お遍路を廻る方法というのは人それぞれ、さまざまでそれによってスタイルが変わるためです。
『どのような方法で廻るかによって必要なものが変わる』
これを覚えておいてください。
初めてのお遍路さんは、どういう方法で廻っているのでしょうか。
一番多数を占めるのは、旅行会社のバスツアーですね。
費用も比較的安く、気軽に参加できるのが特徴です。
また、自家用車で廻る方は、定年後にご夫婦で「ゆっくりと四国の観光を兼ねて廻りたい」という形も多いようです。
「歩き遍路」「自転車遍路」は、費用と時間がかかり体力的な問題もあるため、ハードルが高いですが、ウォーキングブームや団塊世代の大量退職に伴い、人気が高まっております。
言うまでもありませんが、歩き遍路に必要なものはリュックや雨具をはじめ、多岐に渡ります。
しかしながら、バスツアーや自家用車で廻る場合には必要の無いものもあり、そのあたりの選別に皆さん迷われるようです。
そこで、皆さんの巡礼方法に最も適したお遍路用品(装束)をまとめました。巡礼方法のボタンをクリックし、それぞれ必要なものをチェックしてください。
参拝の証である「お納経」「御朱印」をいただきましょう
四国八十八ヵ所を巡礼するお遍路では、各寺院をお参りした後、参拝の証として、各札所の納経所で、ご本尊と寺の名称を書いてもらい、ご朱印をいただきます。
(「納経用品」は巡礼方法に関わらず共通です)
お遍路に廻られる方は、『参拝の証』を残したいという方が多く、
その「お納経」「御朱印」を頂くための「納経用品」は3種類あります。

納経帳(のうきょうちょう)
四国八十八ヵ所専用の帳面「納経帳」は、B5サイズのものが一般的で、ページには八十八ヵ所、高野山奥の院のページの他、余白ページも10ページ程度用意されております。各札所では、「奉納」の文字に加えて、御本尊を表す梵字や御本尊の名前、あるいは寺院の名前を墨書してくれます。さらに札所の番号などの朱印を押してくれます。
納経帳は「極楽浄土へのパスポート」と一般に広く理解され、自身の死後にお棺に入れて欲しいと希望される方が多く、お遍路をお参りされる方のほとんどが、納経帳に御朱印を集めておられます。納経料金=1ヶ寺 300円
『エッ!?これは3種類全部揃えなければならないの?』
必ずしもそんなことはありません。ご安心ください。
もちろん3種類の納経をされる方も少なくありませんが、全く納経を集めないとしても問題はありません。
『ご自身のご希望のものだけ』を集めてください。
お参りする方の中には、納経軸を集めたいけれど、
『せっかく集めても、お家に掛けるための床の間が無い』
『以前、身内が廻って仕上げた掛け軸がお家にある』
という理由で、掛軸の納経をされない方や、逆に
『自分はもちろんのこと、両親の分もお参りしたい』
ということで、納経帳や朱印用白衣を複数集められる方も多くいらっしゃいます。
お参りされる方の状況や立場はそれぞれ違いますので、ご自身の希望に合ったものを選ぶことをお奨めいたします。
納経は各札所で1ヵ所ずつ集めていくものです。
巡礼の途中で、納経用品を買い足しても、すでに参拝済みの寺院の納経を戴くには、再度お参りしなければならなくなります。
何度もお参りする機会の無い方は、特に熟慮の上、納経用品をお選びください。
四国八十八ヵ所 寺院での『お参り』に持っておきたいもの

四国八十八ヵ所巡り「お遍路」では、各寺院を参拝して巡ります。
お堂の前では、お経を読んで「お勤め」を行いますが、その手順に沿って、
「参拝」のために持っておきたい用品をご紹介します。
まず、「線香」「ローソク」をお供えします。

次に、「納め札」「お賽銭」をお供えします。

初めての方は、納め札のみを奉納する方がほとんどですが、納め札に加え、自宅で書いた「写経」を奉納する方も少なくありません。
「線香」「ローソク」「納め札」「お賽銭」の奉納が終わったら、次はいよいよ「お勤め」です。

四国八十八ヵ所の寺院では必ず「本堂」「大師堂」の両方をお参りします。
団体バスツアーの場合、上写真のように「先達さん」が本堂の前でお勤めをしてくださいますので、それに従いお経を読みます。
その際に必要なものは「経本」「念珠」です。


経本(きょうほん)
四国八十八ヵ所の参拝の作法は「仏前勤行次第」に沿ってお経を読みます。お経を唱える時は、暗記していても両手に経本を持って読むことが、正式とされています。
経本には下記の「仏前勤行次第」が全て盛り込まれ、お唱えするのに約5分程度かかります。
・開経偈(かいきょうげ)
・懺悔文(ざんげもん)
・三帰(さんき)
・三竟(さんきょう)
・十善戒(じゅうぜんかい)
・発菩提心真言(ほつぼだいしんごん)
・三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)
・般若心経(はんにゃしんぎょう)
・御本尊真言(ごほんぞんしんごん)
・光明真言(こうみょうしんごん)
・御宝号(ごほうごう)
・回向文(えこうもん)
・最後に願い事を祈願します。
団体バスツアーの中には、初めての方のために、初回特典として「線香」「ローソク」「納め札」「経本(ガイドブック)」「地図」など、お参りに必要なものを貰えるツアーもあります。
(旅行会社によってサービスが違います。必ずご自身で旅行会社にご確認ください)
つまりは、初回は「何も購入しなくても気軽に参加できる」という形を取っているわけです。
そのため場合によっては、上記商品は購入する必要が無い場合がありますので、旅行会社にご確認のうえお買い求めください。
それぞれの巡礼方法に、実用的な「お遍路装束」のご紹介
皆さんの巡礼方法に最も適したお遍路用品(装束)をまとめました。巡礼方法のボタンをクリックし、それぞれ必要なものをチェックしてください。 重要なポイントですので、再度ご案内します。
「もっと詳細な情報が欲しい」という方は、サポートへどうぞ
■メールでのお問い合わせ ■店舗にて「お遍路相談コーナー」にお申し込みの方は
■お電話でのお問い合わせ
TEL 0797-77-3300
(営業時間 平日 10:00〜17:00 FAX 078-336-3301)
(メールアドレス info@ippoippodo.com)

当店の熟練の公認先達のスタッフが、皆さんの巡礼のご相談に親身になってお答えします。(相談無料) 【店舗へのアクセス方法】
事前にお電話にてご予約いただき、店舗までお越しください。
■住所 兵庫県宝塚市野上1-5-10-401A
TEL 0797-77-3300
FAX 078-336-3301
■営業時間 10:00〜17:00
※店舗休業日は、不定期となっております。土日祝も営業する場合がございます。毎月の営業日カレンダーを前月末に告知させていただきますので、ご確認の上、ご来店くださいませ。
【電車でお越しの方】
阪急今津線「逆瀬川駅」西口より歩いて3分
【お車でお越しの方】
中国自動車道「宝塚」インターよりお車で5分