初めてのお遍路さんに必要なものとは? | 四国お遍路用品ショップ「いっぽ一歩堂」

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初めてのお遍路さんに必要なものとは?

「癒しの旅」自家用車でお四国へ

「定年後は、妻と二人で自家用車でゆったりとお遍路がしたい」
という方のご相談をよく受けます。

特に近年は、団塊の世代(1947年〜1949年生まれ)の方々が退職される時期も重なっていることも関係しております。

団塊の世代の方々には、今まで仕事に没頭していた人生を、ゆっくりとお遍路でお参りをしながら振り返り、気持ちを整理したいという願望があるようです。

また、今まで支えてくれた妻への感謝の気持ちをこめて、観光を兼ねてお遍路で四国を一周するという方も多いようですね。とても素敵なことだと思います。

自家用車での遍路は、歩き遍路とは違い、移動が容易にできるため、時間的な融通も利き、ゆったりとその人なりのプランが立てられるのが特徴です。

もし、自分の立てたプラン通りにお参りができなくても、宿泊先さえ確保できていれば、焦ることもなくお遍路の旅が楽しめます。

1400キロの道程を一気に通しで廻る場合、自家用車での遍路は10日余りで終えることができます。(お参りのみの場合)

公共交通機関やバスツアーのような時間的な制約も無い上、トータルの費用も安く廻ることができます。


車遍路は急ぐ事なかれ。ゆっくりお遍路がおすすめ。

「宿泊先をどこにしようか」「四国の地元の名産品を食べたい」
「ついでに観光でここも立ち寄りたいなぁ」


お遍路計画する夫婦

お遍路のプランを立てる際にはいろいろ楽しみが膨らみますよね。

中には、綿密に分単位で行程表(プラン)を立てる方もいらっしゃいますが、初めてのお遍路さんの場合は、あまりおススメできません。

それは何故か? 順を追って、説明しますね。

自家用車でお遍路を廻る場合は、バスツアーのように「先達さん」がいないため、お参りの作法、順序、お経の読み方などを事前に勉強していたとしても、最初は戸惑いや段取りの悪さから、思っていたよりも時間がかかる傾向があります。

そして、自分のプランより時間が遅れてきた場合に、その時間のロスを取り戻そうと、お寺でのお参りが形式的になり(お経を省略するなど)、御朱印集めのスタンプラリーのようになりかねません。

仮にお寺でのお参りの時間を「30分」と決めて、プランを立てたとしても、お寺によっては

「駐車場から本堂までの距離が長く、歩くのに時間がかかった」

という場面に思いがけず遭遇し、なかなかプラン通りに進みません。(10番、12番、45番札所など) 第十番札所 切幡寺の長い階段
■第十番札所 切幡寺の長い階段

自分の立てたプラン通りに進めるために、時間を取り戻そうと急ぐと、山上にあるお寺は、道路が狭かったり、路肩にガードレールが無い場合もありますので、自家用車は大きな事故にもなりかねません。

基本的にお遍路とは「四国八十八ヵ所の巡拝」であることを念頭に、ゆったりとしたプランを立ててください。 (四国八十八ヵ所の各寺院には見所がたくさんあります。寺院での時間をゆっくり取ると良いお参りになるかと思います。)

「プランより時間が余ったから、もう1ヵ所お参りができるね」
という感じの「ゆったりプラン」にしておくと丁度よいかもしれませんね。

宿泊先についても、車遍路は容易に移動ができるため、「第○番札所の門前の宿」という風に決めるのではなく、「第○番札所周辺の宿」と初めはぼんやり決めておけば良いと思います。

「3日間で徳島(23ヶ寺)を車遍路で廻りたいのですが、可能でしょうか?」

最近ですが、このようなご相談を受けました。

このご相談に対して回答は「YES」ですが、あくまで「効率的に廻れば」という条件が付きます。 お仕事などの時間的制約があるのは仕方の無いことですが、せっかくお遍路に廻られるのですから、「何の目的で廻るのか」ということを、もう一度考えていただければと思います。

自家用車での初めてのお遍路は「効率」を求めるよりも、忙しい日常生活や喧騒から離れ、時間に縛られることない「癒しの旅」にしていただくことを願ってやみません。


『車遍路』に実用的なお遍路用品

ここでは「必要なお遍路用品」ではなく、いっぽ一歩堂がお奨めする実用的なお遍路用品をご案内いたします。

車遍路では、まず「白衣」「輪袈裟」「山谷袋」をお持ちいただく形が、実用的でおススメです。

白衣(びゃくえ・はくえ)

お遍路さんの正装であり、俗世を離れて心の清らかさを象徴する浄衣でもあります。御宝印をいただく判衣ではなく、道中衣を身に纏います。袖無し白衣もありますが、「袖付き白衣」でお参りされる姿が一般的です。
昔は整備された道もなく、巡礼中に行き倒れる人も多かった。ゆえに死装束として白い着物をまとい巡拝した名残りと伝えられています。

遍路用の白衣はゆったりとした造りになっており、私服の上から羽織っても窮屈ではありません。また、西国三十三所とは違い、お四国では白衣無しでお参りされる方のほうが少ないので、気恥ずかしさなどもなく、心のこもったお参りができます。

輪袈裟(わげさ)

お遍路用の輪袈裟です。輪袈裟とは略式の法衣で、巡拝しやすいように首から掛けるようになっています。 着用するのは白衣だけでよいと思われがちですが、仏様の前でお参りする正装として、白衣と輪袈裟はセットとされ、霊場の巡拝にはかかせません。
実際に、四国八十八ヵ所の宿坊にて参加できる本堂内でのお勤めですが、「お持ちの方は白衣と輪袈裟を着用してください」とのご案内があるところもあります。
「四国八十八ヶ所巡拝」「南無大師遍照金剛」と刺繍あるいはプリントされているものが安価で一般的ですが、西国三十三所など他の霊場のお参りの予定がある場合は、文字が無いものをおススメいたします。 輪袈裟を外すときには下に直接置かず、必ず上座や机の上に置き、お手洗いや食事の際は必ず取り外すのがマナーとされています。

山谷袋(さんやぶくろ)

お参りに必要な小物は数多くあります。そこで、納経帳、輪袈裟、経本、念珠、ローソク、線香など、巡拝に必要な品をまとめて収納できる便利な「山谷袋」という肩掛けのバッグを使うお遍路さんが多く、山谷袋を肩から下げていない人はほとんどいないくらいお遍路さんの必需品となっています。
山谷袋は、専用のものを購入しなくても、普段お使いのバッグで代用しても無作法ではありませんが、「巡拝さんや&パック」のように、多少の雨でも大丈夫なように撥水加工され、線香とローソクが取り出しやすいケースが付くなど、お参りしやすい構造になっているものもあります。
また区切り打ちの場合は、自宅に帰った後、遍路用品(白衣、納経帳など)をまとめて山谷袋に入れて保管しておけば便利です。

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お遍路姿として象徴的な「菅笠」「金剛杖」はどうなの?

自家用車の場合、お遍路の装束を後部座席やトランクに入れておき、寺院の駐車場に着いた後、白衣を私服の上から羽織り、菅笠などをすべて着用して境内へ向かうという形になります。

お遍路姿としてお奨めしているのは、「白衣」「輪袈裟」「菅笠」「金剛杖」の4点セットです。

これらの装束を身に纏うと身が引き締まり、心清らかにお参りすることができます。

「菅笠」をかぶることによって大日如来の力にすがることができると言われており、日除け、雨除けとしても便利です。

お参りに持っておきたいもの

「菅笠」は、かさばるということで敬遠される方もいらっしゃいますが、自家用車であれば、バスツアーのように車内に菅笠の置き場所が無く、困るということはありません。

一方「金剛杖」は、どうでしょうか。

実は四国八十八ヵ所の寺院には長い階段や急坂のあるところもあり、その際には「金剛杖」は足の支えとなり、非常に実用的です

お参りに持っておきたいもの

また、そもそも金剛杖は「同行二人」の言葉が表すようにお大師様(弘法大師)の身代わりであるため、信仰の厚い方はお参りされる時は必ずお持ちです。 できれば、金剛杖はご用意いただきたいですね。

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菅笠(すげがさ)

笠をかぶることにより大日如来の力にすがる事が出来ると言われています。
強い日差しから守ってくれる日除けとして、また雨風をしのぐ雨具として大いに役立ちます。
笠には、「迷故三界城」(=迷うがゆえに三界は城なり)、「悟故十方空」(=悟るがゆえに十方は空なり)、「本来無東西」(=本来東西は無く)、「何処有南北」(=何処んぞ南北あらんや)、弥勒菩薩を表す梵字(サンスクリット文字)、「同行二人」(=どうぎょうににん)と書かれています。梵字が正面に来るようにかぶるのが一般的です。頭を固定する五徳と呼ばれる台座とビニールカバーが付いています。

金剛杖(こんごうつえ)

弘法大師の分身といわれる金剛杖です。道中の体の負担を軽減してくれ大いに役に立ちます。 遍路の精神は同行二人(お大師さまと二人連れ)。たとえ一人でも遍路の傍らには、弘法大師が影の様に寄り添って歩いておられます。宿についたら、まず、金剛杖の先を洗い清め、床の間など部屋の一番良い場所に立てます。
また、巡拝中に橋を渡る時は、杖をつかないようにします。 これは、橋の下で弘法大師がお休みになっていると言われているためです。鈴の付いた金襴(杖カバー)とセットになっています。

寺院でのお参りに持っておきたいものは?

「線香」「ローソク」「納め札」「お賽銭」「経本」「念珠」
この6点は最低限の必需品です。

下記のページを参照ください。
「寺院でのお参りにはもっておきたいもの」詳細はこちら

線香、ローソク、納め札、お賽銭を納め、念珠を手に掛け、経本を開いて読経を行います。

四国八十八ヵ所の各寺院では、本堂と大師堂の2つを必ずお参りします。 そのたびに「線香、ローソク、納め札、お賽銭を納める」ということを繰り返すため、大変だと感じる方が多いようです。

ローソク、線香は、それぞれの箱から毎回取り出していると、大変手間で時間がかかる上に、場合によっては、箱を落としてしまい、境内に散乱させてしまうこともよくあります。

そこで、ローソクと線香を機能的に収納できるプラスチックのケースが付属した便利な「山谷袋」がおススメです。 お参りに持っておきたいもの お参りに持っておきたいもの

バッグの前面に、線香とローソクを収納できるプラスチックのケース(上写真)が付属しており、バッグを肩に掛けた状態で、両手を使い、線香とローソクを取り出すことができます。これなら、線香が折れたり、床に落としてしまう心配もありません。

ご夫婦2人で回られる場合は、一つのバッグを共有してもよいかもしれません。

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この機能的な山谷袋は、「柄の長いライター」が付いており、意外とこれが役に立ちます。

ローソクの火の点け方は、まず燈明立にローソクを1本置いたうえで、「柄の長いライター」で点火すればスムーズなのです。(手元で火を点けた後、燈明立に置こうとすると風で火が消えます)

100円ライターを使用する場合は、さらに手を燈明立の奥のほうにいれなければ点火できず、ライターを傾けて点火しなければならないため、炎が手に当たったりと非常にやりにくいのです。

お参りに持っておきたいもの

また、線香の火の点け方ですが、自分のローソクの火で点ける方法もありますが、団体のお遍路さんとお参りが重なったりする場合は、燈明立をできるだけ占有せずに、上の写真のような種火で火を点けるか、風防付のライターを使用し、手元で火を点けるようにしてください。

お参りに持っておきたいもの

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車遍路にはコツがある?意外と知らない巡り方 その1

お遍路では、札所を番号の昇順に巡礼して行くのが一般的な巡り方ですが、徳島の札所にて番号順に打つよりも回りやすいルートがありますのでご紹介します。車遍路にて多くのお遍路さんが採用しているルートです。是非参考にしてください。

11番→17番→16番→15番→14番→13番→12番→18番札所

※地図をクリックすると拡大します

■解説

第11番札所 藤井寺を参拝後、第12番札所 焼山寺は上図の通り、山の上のため迂回ルートを取ります。
(実際は山道を12番へ進む道(県道31号線)はありますが、細く曲がりくねった険しい道ですので、迂回するのが安全です)

その迂回ルート(国道192号線)を東に進むと、13番札所〜17番札所が比較的近い位置にあるため、逆打ち(数字の降順)をして13番札所まで参拝し、第12番札所 焼山寺へと向かいます。

第12番札所 焼山寺を打ち終えた後、第18番札所へ直接向かうとスムーズにお参りができます。
(数字順にお参りされたいという方は、11番から12番へ向かうには、国道192号線から県道20号線がショートカットになります)

車遍路にはコツがある?意外と知らない巡り方 その2

四国八十八ヵ所には、山上に寺院が位置しているため、ロープウェイ、ケーブルカーに乗らねばならない札所が3ヵ所あります。

第八十五番札所 八栗寺ケーブルカー
■第八十五番札所 八栗寺ケーブルカー

■第二十一番札所 太龍寺ロープウェイ

乗車時間 片道約10分
20分毎に定期的に出発します。(毎時0・20・40分)
大人運賃 往復 2,400円 (片道 1,300円)

■第六十六番札所 雲辺寺ロープウェイ

乗車時間 片道約7分
20分毎に定期的に出発します。(毎時0・20・40分)
大人運賃 往復 2,000円 (片道 1,200円)

■第八十五番札所 八栗寺ケーブルカー

乗車時間 片道約4分
15分毎に定期的に出発します。(毎時0・15・30・45分)
大人運賃 往復 900円 (上り550円 下り450円)

これらの乗車時間や、待ち時間などを考慮して、プランを立てていただくと、非常にスムーズにお参りができます。是非、参考にしてください。

なお、強風、荒天の場合は、ロープウェイは運行中止することがありますのでご注意願います。

※注意点
上記3ヶ寺へは、厳密には自家用車でも参拝可能です。しかしながら、駐車場までの道が狭い、駐車場から本堂までの距離が遠いというデメリットがあります。ロープウェイなどを利用しないという方は、へんろみち保存協力会発行「四国遍路ひとり歩き同行二人(地図編)」にて駐車場の位置を確認し、十分に安全運転を心がけて自己責任で対応してください。

それぞれの巡礼方法に、実用的な「お遍路装束」のご紹介

団体バスツアー編


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